終物語 下巻 ズラッとネタバレ解説 忍野扇の正体、くらやみ、全ての謎が解ける最終章!アニメ化待たれん!
こんにちは、露です。
梅雨の季節に差し掛かっていますねー。
ジメジメしてて、この季節は苦手です。。
化物語では6月14日に文化祭をしていましたが、
梅雨の季節に文化祭ってあるのかなぁ?
僕の高校は秋頃に体育祭・文化祭でしたけど、
都会の方は違うのかなー。少し気になりますね。
最近、記憶力が他人よりないな…と感じております。
昔の友達と懐かしい話をしても
「そんなことあったっけ?」
と思うことがかなりあるんです。
文化祭の内容もほぼ覚えておりません。
あれ…参加してたよね?露くん。参加してなかったなんてことはないよね?
ボケーっと過ごしていたせいかもしれません。
意識していないとサッと消えてしまうある意味便利な脳みそです(笑)
それでも部活で負けて引退する時の涙なんかは忘れませんね。
かはり感情が付いてきてないと記憶しない脳。
感情を起伏させる毎日を送りましょう!!
今回の記事は…
「終物語(下)ネタバレ解説」
になります。
アニメ”終物語”は終わってしまいましたが、
原作の”終物語”はまだ終わっちゃいない!
これからが勝負なんですからね〜。
※ネタバレをガンガン含みますので、アニメ派の方はご注意ください。
終物語(下)までのあらすじ
羽川翼と友達になり、
キスショットを助け、
忍野メメに助けられ、
戦場ヶ原ひたぎと恋人になり、
八九寺真宵と出会い、
神原駿河と戦い、
千石撫子と再会し、
阿良々木火憐の尻拭いをし、
阿良々木月火の事実を知り、
忍野忍とタイムトラベルをし、
八九寺真宵が成仏し、
死屍累生死郎の自殺を成功させ、
忍野扇を紹介され、
老倉育を思い出し、
千石撫子を蛇神にしてしまい、
貝木泥舟に千石を助けられ、
斧乃木余接が家に居候し、
影縫余弦が姿を消し、
臥煙伊豆湖に殺される。
暦物語まで、こんな感じでしたね。
阿良々木くん、死んでしまいました。
〜終〜(終わってしもうた)
ところが、死んだと思った先で出会ったのが…
死んで成仏したはずの八九寺真宵ちゃんでした。
”寝た子を起こしちゃいましたかね、ララバイさん”
出典:http://livedoor.blogimg.jp/webdata-anime_twitter/imgs/0/5/05653d99.jpg
阿良々木くんの一番の友達であり、大好きだった少女。
阿良々木くんは一体どこに行ってしまったのでしょうかーー。
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終物語(下)まよいヘル
001
僕は視野が狭く、思いつめやすい割に、目移りしやすい。
前言をあっさり翻し、信念をたやすく捻じ曲げる。
すべてを得ようとしてすべてを失う。
それが僕だ。阿良々木暦だ。
そうですね、阿良々木くんは誰でも彼でも助けようとする人間です。
だからこそ失うこともある。
そしてそれを快く思わない存在もいる。
002
およそ半年ぶりに、僕は。
親友・八九寺真宵と、ありえぬ再会を果たしたのだった。
八九寺との再会で、抑えられぬ気持ちをぶつける阿良々木くん。
もちろんその前振りは約10ページにも至ります。
出典:http://maruta.be/user/data/retorut2/BkgGVx6r.png
そして、いつもの。
003
「地獄です」
「はい?」
「地獄の中でも最下層の地獄ーー阿鼻地獄です」
まよいヘル=地獄に来ていた阿良々木くん。
それも一番罪の重い最下層でした。
キスショットを助けるということはそういうことなんですね。
004
「ここが阿良々木さんの落下地点であることはわかっていましたーーあらかじめわかっていました。前提でした。だからわたしは、わたしのいるべき河原から出張してきて、ここにお出迎えに来ていたのですよ」
あのかたはなんでも。
なんでも知っているーーそうですから。
親より先に死んだという罪で地獄に落ちていた八九寺。
それでも賽の河原で石を積むという作業しかないそうですが。
あのかた、もちろん臥煙さんから聞いていたんですね。
005
倒れているのは、四肢を切断された瀕死の吸血鬼。
凄惨なるありさまの、伝説の吸血鬼。
鉄血にして熱血にして冷血の吸血鬼ーーキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだったのである。
出典:http://img.animate.tv/news/visual/2015/1450160791_2_14_4f389681a8062e24d2945c4291b91a6e.jpg
かつてと同じ場面。
なぜでしょうか。
006
「こんにちはーー阿良々木くん。待っていたよ」
かつての過去を巡るようにして歩く二人。
忍、羽川、戦場ヶ原、千石…。
もしも助けていなければ、どうなっていたでしょう。
そして北白蛇神社(地獄の)に訪れ、そこに待っていたのは。
不死身の怪異の専門家・手折正弦だった。
007
「余接に殺されることで、先に地獄に落ちておいてーーきみを生き返らせる準備を整えておくことが、プロの専門家としての、わたしの仕事だった」
臥煙伊豆湖と地獄を結んでいたのは正弦だった。
そして、斧乃木余接に殺されることも計算のうち。
阿良々木くんを生き返らせるために。
008
「お前に先に事情を聞かせた奴ってーー事前に手を打った奴って……忍野メメ?」
正弦はすでに人間ではなかった。
余接が倒したのは、正弦の操る人形だった。人形遣いの専門家。
そして臥煙伊豆湖と手折正弦の仲立ちをしたのは…?
009
じゃあ、この事態もまた、見透かしたような男、忍野メメの予想通りだったということなのか。
正弦と臥煙さんを仲立ちしていた忍野メメ。
阿良々木くんが独自に吸血鬼となっていくであろうことも、すでに予想していました。
正弦は自分でなんとかしない忍野に興味を持ち、その話に乗ったよう。
忍野さん超能力者かな?
010
「ーーでも、僕なんかが生き返っていいのかな」
地獄の天から延びる蛇。
これに掴まれば生き返られる。
その瞬間、阿良々木くんは自責の念に駆られます。
011
「もうひとつだけーー私からだ!私に、吸血鬼化したきみとキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの退治を依頼した『敵』の名前を、私から教えておこう!」
僕は。
両手に白蛇を握り、両足に少女を抱きながら、その名前を聞いた。ドップラー効果のように、その名前は奇妙に反響した。
「扇ーー忍野扇ーー」
地獄から咄嗟の反応で、八九寺を掻っ攫う阿良々木くん。
そして正弦に告げられた名前は「忍野扇」だった。
012
臥煙さんは。
らしからぬ好戦的な笑みで言った。
「反撃開始だよん」
地獄から戻った阿良々木くんと八九寺。
北白蛇神社には臥煙さん、その後ろには…
完全体のキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードがいました。
臥煙さんの首を掴み、今にも殺してしまいそうです。
阿良々木くんを殺したことで、怒りに満ちていたのでしょう。
二人の絆を感じるシーンでした。
「阿呆が。心配させおって」
そう言って、頭を撫でるキスショット。いいですね…。
臥煙さんは八九寺を連れてきたことで、
有利にことを運べると言っています。
それはどういう意味なのか…。
そして、最終決戦の始まりーー。
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終物語(下)ひたぎランデブー
ひたぎとのデート回です。ランデブーとはフランス語でデート。
001
いつからか、自己愛を失ってしまったんじゃないのだろうかーー果たしてあいつを愛するように、僕は自分を愛せているだろうか?
もしも」そうでないのなら。
僕は人として、死んでいるも同然だろう。
誰かを愛することで、阿良々木くんは随分と変わりました。
戦場ヶ原とのデートパートです。
002
「明日という日を全力で活用して、半年分のデートをするわよ、阿良々木くんーー」
3月13日、地獄から戻り、受験を終え、くたくたの阿良々木くん。
そんな彼に彼女はデートを持ちかけます。
明後日は卒業式、明日しか高校生デートはできないのです。
かくして二人はホワイトデーにデートをすることになりました。
ちなみに戦場ヶ原さんが考えている娘の名前は『翼』。
重い…。。
004
「ええ?ええ?えええええ⁉︎待ってヶ原さん、待って待って待って待って。ひょっとしたらひょっとするかもしれないんだけれど、ひょっとして今日は、お前がクルマを運転するってこと⁉︎お前がハンドルを操作するってこと⁉︎ドライバーヶ原ひたぎ⁉︎」
「はい」
まさかの運転手・ヶ原さんでした。
しかもその風貌は、お下げの三つ編み(参考:羽川さん)。
可愛いですけど、重い(笑)。
いつの間にか運転免許(普通)を取得していたドッキリでした。
ドライブデート★
最初の行き先はプラネタリウムです。
005
「ちなみに宇宙地図は、世界地図や日本地図のような四角形ではなく」
扇の形をしているわ。
と、戦場ヶ原は平坦に行った。
扇。
その言葉に僕はーー反応しない。
扇ちゃんとの最終決戦を控えている阿良々木くん。
臥煙さん、忍(完全体)、八九寺の三人は神社にて作戦を立てています。
そして、海外にいる羽川翼は、ついに忍野メメを発見。
本当にデートしてていいのかい???
006
お願いですから、臥煙さんの口車に乗らないでくださいねーーと、扇ちゃんは言った。
「完全体となったキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードや、成仏しておきながらこの世に舞い戻ったーー迷い戻った八九寺真宵について、今度こそ『見捨てる』という正しい判断をされることを、私は心から期待しますよ、阿良々木先輩」
プラネタリウムで寝てしまう阿良々木くん。
その夢の中には忍野扇の姿が。
そんな夢の中でも、何か確信めいたことを言う彼女。
怪しさ満点ですね。
007
「午前中はお勉強プランだったから、午後は遊びをメインに据えているわ。クルマでちょっと町まで出て、前半はボウリング、ティータイムを挟んで、後半はカラオケよ」
高校生らしいデートですね。
それでも阿良々木くんの頭の片隅には扇ちゃんのことが過ぎります。
008
「名前で呼んで」
一生。
と、戦場ヶ原は言ったーーその表情は。
ただ、赤らんでいた。
「私のこと、名前で」
「……え?呼んでるじゃん。戦場ヶ原って」
「じゃなくて、下の名前で。呼び捨てに」
「………」
こんなきっかけでもなければ、言えないことだったかもしれないーー一生、絶対服従。
こちらとしてもーー望むところだった。
願うところだった。「ひたぎ」
ありがとう、暦。
僕が何を言うまでもなく、ひたぎのほうもこちらの意を汲んでーー僕をそう呼んでくれたのだった。
いやー、戦場ヶ原さんのヒロイン力がMAXに到達しましたね。
早くアニメで見てみたいものです。
この”ひたぎランデブー”ではツンツンもあるけど、ほとんどがデレデレです。
こうなったら最強ヒロインでしょう。
ボーリングや、カラオケで勝負を挑み、負けちゃうところ可愛いです。
009
「つまり、私はこれから、正面切って誤魔化しなく、何でも知ってるおねーさんと戦うことになるのですけれどーー阿良々木先輩。そのときは、私の味方をしてくれませんか?」
私を助けてください。
忍野扇は、澄ました笑顔でそう言った。
デートの帰り道、阿良々木家の前にいたのは扇ちゃんでした。
「私は”くらやみ”ではありませんよ」
と、突然の告白。
忍野扇にはやるべきことがある、命を懸けてでも成すべきことがある。
だからこそ、臥煙さんはそこをつくでしょう。
そんな彼女が阿良々木くんに言う言葉は、意外にもヘルプの一言でした。
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終物語(下)おうぎダーク
001
「あなたが知っているんですーー阿良々木先輩」
そう。
僕は知っていたーー忍野扇の正体も、最初からきっと、知り尽くしていたのだ。
笑えるとこに。
扇ちゃんのお決まりのセリフ。
その真意はどこにあるのかーー?
その答えはシンプルそのものだったようであります。
002
「こよみんも来てくれたことだしね。今日ですべてを終わらせるんだから、手早く進行させよう。さしあたってこよみんーー成長したきみの美女奴隷に命令して、私の後輩の式神をいじめるのを止めさせてもらっていいだろうか」
ヶ原さんとのラブデートの後、浪白公園(へびしろこうえん)にて。
臥煙さん、忍(完全体)、八九寺は3人で野球をしていました。
野球て(笑)。
そこに合流した阿良々木くんと斧乃木ちゃん。
鬼物語での3人が再び集結です(一人大きいけど)。
出典:http://cached.static.festy.jp/media/W1siZiIsIjIwMTUvMTIvMTEvMDgvNTIvMTgvNTc4L29ub25va2kuanBnIl0sWyJwIiwidGh1bWIiLCI2MjB4Il1d?sha=f9b06a1dc6152693
案の定、陰湿な忍にいじめられる斧乃木ちゃん…。
003
「答え合わせと言ってはなんだけれど、いうならミステリー小説の謎解きみたいなものだよ」
臥煙さんの膝の上には斧乃木ちゃん。
忍(完全体)の膝の上に阿良々木くん。
そして一人の八九寺。
シュールな画ですね。
そんな中語られ始める、扇ちゃんの謎。
彼女の正体とはーー?
004
「忍ちゃんのレバー入れ大ジャンプの結果、跡形もなくなった湖があった跡地がこの浪白公園であって、信仰が移築された先の山の神社というのが、北白蛇神社だったというわけなんだよ」
阿良々木くんの住む町。
そこにある”浪白公園”と”北白蛇神社”。
それらは海と山の違いはあれど、蛇と名の付く共通の場所でした。
そしてその遠因がキスショットの来日なんですね。
005
忍は言った。
僕の耳元で。
「幼女に戻してほしいもんなんじゃがの」
それぞれの目的意識を聞く臥煙さん。
”完全体に戻った忍は阿良々木くんをぶち殺す”
それが臥煙さんの一番の見立てでした。怖いですけど。
なんの繋がりがなくとも、それを望む阿良々木くんと忍ちゃん。
絆の強さ、覚悟の強さが見えますね。
完全体に戻れても幼女に戻してほしいというのは
「阿良々木くんと一緒にいたい」
という気持ちだからなんでしょう。
006
「ただし」
出典:https://pbs.twimg.com/media/Ceh4alQWsAEWXOF.jpg
と、彼女はにかっと笑った。
極めて八九寺らしい笑顔だった。
「そうなれば、これからも阿良々木さんと楽しく遊べることだけはわかりますよ」
臥煙さんの提示した最低条件は二つ。
①北白蛇神社に新たな神を据えること
②忍野扇の退治
そして①は、忍でもなく、千石でもない、八九寺が務めることになるんです。
地獄から連れてきた八九寺はいずれまた”くらやみ”に狙われる。
成仏か、呑まれるか、神になるかーー。
だったら神、やるしかないでしょう!
神になればまた、阿良々木くんとの絡みも見れますね!
それに八九寺真宵は”蝸牛(かたつむり)”の怪異。
三竦みの関係において、蛇を抑え込むことのできるのは…蛞蝓(なめくじ)ですね。
そのなめくじの上位互換・かたつむりならば問題はない、という臥煙さんの意見でした。
阿良々木くんのミラクル・ナイスです★
008
「わかりました。僕は忍野扇を助けませんーーだから」
「だから教えて下さい、臥煙さん。謎の転校生、忍野扇の正体を」
「あの子の正体はーー」
即答だったーーあくまでも。
臥煙さんはなんでも知っていたし。
僕は結局、何も知らなかった。
忍野扇ーー神原駿河のファンだと紹介された阿良々木くん。
ファンつまり扇。
簡単なネーミング。
そして彼女は”くらやみ”ではなく、普通の怪異。
かつて同じような怪異が臥煙さんの前にも現れたことがあり、
彼女はその対処法も知っています。
それは阿良々木くんにしかできないこと。
忍野扇、その正体は…。
009
「遅かったね、扇ちゃん」
そしてーー僕は言う。
開けられた教室の中、それまで座っていた椅子から立ち上がって、彼女がかつて自分の叔父と呼んだ、あの男を模して言う。
「待ちかねたぜ」
3月14日、阿良々木月火は千石家に行く。
漫画を描く千石撫子を手伝うためによく訪れているようです。
そしてその帰り道、偶然にも忍野扇と出くわします。
家まで送ってくれるという、扇ちゃんに月火ちゃんは断ることもなく了承。
阿良々木家ではなく、全焼したはずの学習塾跡に来ていました。
語り手が阿良々木月火に移っていたはずが、やはり語り手は阿良々木くんでした。
そして扇VS暦の最終決戦、幕開け。
010
「扇ちゃん、きみの正体はーー」
そして僕は言った。
忍野扇と出会ってから起こったすべての出来事を、あまねくまざまざと思い出しながら。
「きみの正体は、僕だ」
最終決戦は一言で片付きます。
忍野扇は阿良々木暦。おしまい。
くらやみのようなことをしてきた彼女にとって、
正体を看破されること、しかもその本人にされることこそが最終決着。
忍野扇は阿良々木暦の生み出した、怪異でした。
011
「きみがもっとも憎む、阿良々木暦だ。
「だからーー終わらせなさい。
「きみの手で、きみが終わらせなさい。
「それがきみのーー青春の終わりだ」
008にて語られたであろう臥煙さんの語りです。
まずは、阿良々木くんが”くらやみ”という存在を知り、
自身を罰してくれる存在を知ったこと。
「八九寺が許されないのに、僕が許されていいはずがない」
そんな気持ちを植え付けられました。
次に、神原駿河が初代怪異殺しにエナジードレインをされたこと。
神原の母もかつて正体不明を生み出した。
レイニーデヴィルと名付けることでミイラになった。
そのレイニーデヴィルを持つ神原を吸収してしまった死屍累生死郎。
そして、その生死郎を食べた忍野忍。
その二つが合わさり、阿良々木暦は、
初代怪異殺しの系譜を持つ、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードの能力も併せ持つ、最強の正体不明を生み出したのです。
『忍野扇』は『忍野メメ』ではなく、『忍野忍』から来ていたわけです。
012
「ひたぎ…が」
「羽川が……、忍が……、斧乃木ちゃんが……、みんなが、助けてくれた……みんなが助けてくれた僕を、僕が助けないなんて……、そんなこと、あっていいわけないだろう……」
「きみの正体は、僕だ」
そう言った瞬間、”くらやみ”が現れます。
くらやみを演じた”阿良々木暦”は罰せられなければなりません。
しかしそんな刹那、阿良々木くんは扇ちゃんを助けます。
共に心中しようとするのです。
目の前の女の子を助けないなんて、阿良々木暦じゃない。
そう、彼は何も間違ってない。
「まったくーー愚かですねぇ」
「そうでもないさ」
なんですかね。こんなピンチにならないと感情を露わにしない扇ちゃん。
彼女を見たら涙がでますね。
その後、間一髪のところで忍野メメ(友情出演)が現れ、
忍野扇を忍野メメの姪として認知することで、くらやみは消えます。
013
「お前が明日死ぬのなら、僕の命は明日まででいいーーお前が今日を生きてくれるなら、僕もまた、今日を生きていこう」
「お前様が明後日死ぬのなら、儂は明々後日まで生きてーー誰かに、お前様の話をしよう。我があるじ様の話を誇らしく、語って聞かせよう」
出典:http://wallpaperboys.com/image/2014/05/1392_744_monogatari_series_343.jpg
いいですね、この関係。
ちょっとウルウルです。
そして他のヒロインも。
阿良々木月火も。
阿良々木火憐も。
千石撫子も。
八九寺真宵も。
忍野忍も。
斧乃木余接も。
神原駿河も。
羽川翼も。
戦場ヶ原ひたぎも。
そして、忍野扇も。
助けたから、ダメだった。
そんなことは無かった。
助けたからこそ、良かった。
そう胸をはって、卒業式です。
と、そんなところに困っている人が…。
迷わずかけていく阿良々木暦。
卒業おめでとう、阿良々木くん。
出典:http://tsundora.com/image/2015/01/monogatari_series_1116.jpg
アニメで観れることを心待ちにしているよ。
(老倉さんもできれば救ってあげてほしい)
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