劇場アニメ「聲の形」2016年秋公開 京アニ制作 いじめ問題に向き合う少年少女の物語
「いじめはダメ。」だけでは伝えきれない
ですよね。
いじめについて真正面から描かれた「聲の形」。
本編の感想とアニメ化の情報について書いています。
(以下、多少のネタバレ含みます。)
どこにでもある問題が題材
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耳の悪い少女に対してのいたずらが日常的に
小学校時代、「いじめはダメ。」と教わるものです。でも、なぜダメなのかは言われたのか言われてないのか、記憶にありません。教える先生がそれを本当の意味で発言していたわけではないからです。
そりゃ、自分のクラスでいじめがあったらたまったもんじゃないですもんね。いじめはダメ、と言うに決まっています。でも人間が複数人集まって生活すれば、いろんな種類の人がいるわけです。自己主張の激しい子もいて当然ですね。
この漫画の主人公、石田将也もガキ大将で乱暴なタイプでした。退屈しのぎのためには危険も厭わない、やんちゃな小学生。しだいに大人しくなる周りの友達。そんなクラスに転校してきた生まれつき耳の聞こえない西宮硝子。石田をはじめとするクラスのいじめのターゲットになるのに時間はかかりませんでした。
石田視点から描く物語
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自分にとっていらないと思う人間にはバツ印が
「聲の形」は主人公石田の視点で描かれています。なのでつい、石田の心情に入ってしまうんですよね。自分ならどうしただろうか、と。
はたして、
いじめをしただろうか?
その後の自分へのいじめは耐えられただろうか?
西宮への贖罪のため自分の人生を捧げる覚悟ができたか?
そんな風に思うわけです。
いじめの問題というのはおそらく永遠になくなるものではない、と思うんです。人間の弱さの部分がそうさせるんだと思うからです。これはいじめられる側ではなく、いじめる側とそれを傍観する側の弱さです。違いを許容できない弱さ、そしてそのいじめを止める勇気のない弱さです。もちろん、僕が持ち合わせているわけではないです。おそらく傍観していたのではないか、と思います。
だからといわけではありませんが、石田はそれを改めることができた、強い人間です。
これを強いの一言で片付けるのはおかしいのかもしれませんが、紛れもなく強い人間であると言えます。自分の過去の過ちにしっかりと向き合うことのできるというのは、なかなかできないものです。目をそらすほうが楽ですからね。向き合えば過去の過ちがなくなるわけではありません。しかし向き合わないと前に進めない。
言えませんよ。こんなこと。
なれるわけねーだろっ!って話ですからね。
どんな先生の言葉よりもこの漫画は大事なものを伝えてくれます。
聲の形とは?
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自分の気持ちを伝える術は、声を発するだけではない。目で、手で、体全身を使って伝えることができる。人によってそれは異なっているし、一つではない。
そんな思いからタイトルの
聲の形
が使われたそうです。
「聲」には声、手、耳が含まれてますね。いいですね。伝え方は十人十色。
みんな違ってみんないい。
劇場アニメ化決定!
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そんな「聲の形」が
2016年秋に劇場アニメとして公開されます!
監督は「けいおん!」、「たまこラブストーリー」で知られる山田尚子監督、
アニメーション制作は京都アニメーションです。
キャストなどはまだ発表されていませんので公表されれば追記してお知らせします。
聲の形の原作画と京アニの絵はとても合いそうですね。
これは映画のPVではないですが一応貼っておきます。
生きるのを手伝ってほしい。(石田将也)
追記(2016/4/8)
京アニによる特報映像が発表されました。
出典:YouTube
京アニの硝子かわいいですね!
もっと映像で見てみたいです!
追記(2016/4/9)
映画は2016年9月17日に全国にて放映開始!
劇場で見て、泣くんだろうなぁ。
声優は
石田将也:入野自由
西宮硝子:早見沙織
が発表されています!
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