劇場版名探偵コナン純黒の悪夢 鑑賞 予想通り?ネタバレあり
4/16に公開となりました
劇場版名探偵コナン純黒の悪夢(ナイトメア)
ついに劇場版も20周年になりました!おめでとうございます!
出典:YouTube
露「今日は平日でしたので人も少なめでゆっくり見ることができました」
露「感想をネタバレ交えて書いてみたいと思います」
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豪華な顔ぶれ
登場人物が増えると、オープニング紹介が長くなりがち
劇場版20周年という節目の作品ですので、因縁の相手”黒ずくめの組織”との対決をメインに描かれている「純黒の悪夢」。そしてさらに赤井秀一を始めとするFBI、安室透率いる公安警察、今回あまり活躍はありませんでしたがCIAの水無怜奈も出演と豪華なメンバーです。
この黒の組織、FBI、公安、CIAが一堂に会するのは劇場版初のことです。
そして、今作のキーパーソンである組織のメンバーキュラソー。
オッドアイの銀髪というド派手な見た目です。
声優はは初めて声優に挑戦したという女優の天海祐希さん。
ベテラン女優さんなので、演技も素晴らしかったです。
よくある売れてる人を出してゲスト出演してもらうよか断然良かったですね!
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肝心のストーリーは…
劇場版ではおなじみになりつつあるド派手なアクションシーン。
普段はスポンサーがガス会社だから爆発は難しいんだそうですね。
今作もファーストシーンからド派手なカーアクションです。
警察庁に忍び込み機密を記憶する組織のNo2ラムの側近・キュラソー。そしてその高い身体能力を使い、警察から、FBIから逃走します。逃げるキュラソー、追う安室と赤井。壮絶なデッドヒートの挙句、キュラソーは倒れた大型トラックとともに海に落下、そして爆発。行方知らずになってしまいます。その後自力で海から這い出し、キュラソーが目にしたものは東都水族館のレーザーカラーショー。それを見た彼女は苦しみ出し…。
序盤のアクションはなかなかの迫力でした、これがやりたかったのではと思うくらい…
劇場版を映画館で見るのはもちろんのことですが、やはり映画館で見るなら迫力のあるシーン見たいものですよね。それが映画館の醍醐味の一つでもあるのはもちろんですから。
しかし
「名探偵コナン」としての魅力を無くしてしまっては本末転倒ではないのでしょうか?
コナンの魅力といえばもちろん江戸川コナンこと工藤新一の華麗なる推理だと思うのですが、今回の劇場版では推理はおろか”殺人事件”すらも起きなかったんですよね。
これは事件ですよ!
『ぬぁーにぃー?コナンで殺人が起きないだとぉー?!』
結果的にキュラソーが死亡しましたが、あれは事故というか犠牲というか。
殺人事件は一切起きませんでした。
そうなるともちろん、毛利小五郎の出る幕はありません。解く謎がないのです。
今回はただの近所の飲んだくれのおっさんでした(笑)。
そして
蘭の出番も激減…。人気投票が影響したのでしょうか。
さらに言えば主人公コナンくんの活躍度もそれなりでした。なんだろうあのアシスト感。
いいミッドフィルダーなコナンくんでした。
赤井秀一と安室透、そしてキュラソー。
彼らのお膳立てな感じでした。
謎解きもしていませんし…。
ちょっとキャラを詰め込みすぎたのかもしれません。
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何をやりたかったのか
今回誰がメインだったのかと言われたら、コナンと灰原以外の少年探偵団(元太・光彦・歩)がメインだったのかなぁと思います。中でも主に元太ですね。今回はスポットライトを浴びたように目立っていました。いつも割と酷い扱いだから?あれだけうな重うな重言ってたのに、今回一回も言わなかったと思います。
記憶を無くしたキュラソーと出会い、彼女を連れて一緒に遊ぶことで、彼女を変えたのがこの少年探偵団であり、元太でした。
だからもうちょっと感情移入できるようにキュラソーの過去についての説明が欲しかったです。ラムのことを示唆しておいて、登場があれだけではイマイチピンと来ません。
それもやはり、詰め込みすぎた弊害なのでは…。
今作のメインヒロインは灰原哀
蘭の登場が少ない分、灰原の登場が増えてます。君たち夫婦なの?
あのいつもの事件後の蘭と新一(蝶ネクタイ)のバーローなやりとりがエンディングと被って何を喋っているのかわかりません。蘭ってサブだったっけ?
コナンくんには灰原似合ってると思うよ。
新一兄ちゃんには蘭姉ちゃんだと思うけど。
結論
僕が感じた今作で製作がやりたかったこと
- ド派手なカーアクション(ロケはおそらくシンガポール)
- ジン、ベルモット、赤井秀一、安室透そろい踏み
- 灰原哀をヒロインにする(人気ランキング1位)
この三点ではないでしょうか?
こう書くと、なんだか売れそうなものを詰め込んだ感がヒシヒシとしますね…。
せめて事件を解くことくらいはあって欲しかったですね、個人的に。
毎度のことですがヘリからあれだけバンバン射撃したって主人公やその味方には絶対に当たらないんだ!って思ってしまうんですよ…。
というか組織はスパイ探ししかやることないのかな?スパイ潜入させすぎですw
赤井さんの弾は外れませんしね。
困ったときはサッカーボールです。本当博士天才すぎ(笑)
来年度の第21弾は久々に平次の登場みたいです!
次は詰め込まずに映像だけでなくストーリーで引き込ませる作品に期待したい!
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追記(2016/4/21)
そういえばジンたち組織の人間が見つけたスパイたちを殺す場面がありました。
殺人自体なかったというのは誤りです。申し訳ない。
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